「不正性器出血」は、子宮がんの初期症状の代表的なものです。
ただし、このような症状がみられたら、子宮がんであるというわけではありません。
実際には、さまざまな女性特有の病気の可能性があります。
実際、子宮がんも含めてどのような病気が考えられ得るのか、より細かい症状と共に考えてみましょう。
子宮がんは、子宮たいがんと子宮けいがんにわけて考えます。
子宮がんの場合、「妊娠していないのに不正性器出血がある」というのが第1の要件です。
妊娠している場合に不正性器出血があるのは、また問題が別で、妊娠前期ならば流産や子宮外妊娠の可能性が、妊娠後期(7か月以降)ならば早産や前置胎盤の可能性があります。
そして、「妊娠していないのに不正性器出血がある」という場合、さらに2つにわかれます。
1 性交に関係する場合 と、2 性交とは関係ない場合です。
1.性交に関係する場合で、不正性器出血がある場合は、1.子宮けいがん、2.子宮頚管ポリープ、3.子宮膣部びらんの可能性があります。
2.性交とは関係ない場合で、不正性器出血がある場合は、1.子宮たいがん、2.機能性子宮出血、3.子宮筋腫、4.子宮内膜炎、5.血液疾患の可能性があります。
ただし、1,2のいずれにおいても、子宮けいがんと子宮たいがんの可能性は他の疾患と比べて低いのが事実です。
いずれにしても不正性器出血がある場合は、一刻も早く専門の医師(婦人科、あるいは内科)を受診すべきでしょう。