子宮がん、乳がん、卵巣がん、膣がん、外陰がんなど、女性に特に多くみられるがんには、がありる一方、男性特有のがん、および男性に特に多いがんには、前立腺がん、および膀胱がん、腎がんなどがあります。
●前立腺がん(ぜんりつせんがん)
前立腺がんというのは、前立腺にできる悪性腫瘍(あくせいしゅよう)です。
前立腺というのは、男性の膀胱(ぼうこう)と尿道(にょうどう)のつなぎめの部分にあり、尿道と射精管(しゃせいかん)を取り囲んでいる粟粒ほどの大きさの臓器です。
通常、50歳以上にみられ、年齢が増すにつれて増加します。また、現在増えつつあるがんのひとつです。
初期症状は「なし」といっていいでしょう。
進行すると、ひん尿がみられる場合もあります(昼間で10回以上、夜間で3回以上)。
また、血尿(けつにょう)や腰痛(ようつう)を伴うこともあります。
●膀胱がん
膀胱(ぼうこう)に発生する悪性腫瘍を「膀胱がん」といいます。
多くは、膀胱の内側の粘膜組織(ねんまくそしき)から発生し、40~70歳の男性に多くみられるがんです。
発生頻度は、男性で人口十万人あたり6人前後です。(参照:前立腺がんの場合は、日本人で十万人あたり約13人ですから、膀胱がんの倍以上です)
膀胱がんの初期症状は、血尿(けつにょう)で、痛みやひん尿はないのですが、肉眼でもわかる程度の血尿(肉眼的血尿)が75パーセントに見られます。
●腎がん
40~70歳代の男性に多いがんで、血尿、腎臓の腫瘤、腰痛などの症状があります。